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アウトドアライフに憧れインドアライフに甘んじる籠の中の鳥ことACKEEの日常ブログ(恨み節)です^^


by Ackee
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年忘れ一人旅 in 四万温泉 其の二

お蕎麦をおいしく食した後、次に何をしようかと考えを巡らせるも、特に行きたい場所もやりたいことも思い付かず(あくまでこの何もない感がウリの温泉地です)、とりあえず車の中でぼーっとしてみる。

案の定暇を持て余してしまうと、俺にとって「ひとり旅」ってのは退屈なんだなぁと改めて痛感する。

日頃一人でも平気とか思ってるけど、結局は一人じゃないから強がってるだけなのかもしれないな。

相変わらず車外では晴れているのにも関わらず雪がちらついているし、そんな寒さが余計孤独を強調させたのかもしれません(俺何気に偽善エコ野郎だからアイドリングしないんですよ)。

しかもこんな看板をあちこちで見かけるもんだから余計心細くなるし。。。

年忘れ一人旅 in 四万温泉 其の二_a0168988_18323793.jpg


結局、暇と寒さと恐怖に耐えかねて旅館にチェックインの時間を早めてもらうように泣きの電話を入れる;;

何もしないっていうのは本当に時間の無駄なんだなと思いました。

ちなみにこの看板があった近くにあった国定遺産らしき建築物↓

年忘れ一人旅 in 四万温泉 其の二_a0168988_4401695.jpg





その後、どうにかチェックインの時間までを無駄に過ごし、早々に宿へ駆け込む。

今回は一人旅のシチュエーションを強調する為に、あえて大きなホテルではなく旅館をチョイスしてみた。

若旦那が歓迎してくれた後、そのお母さんであろう女将さんが部屋に案内してくれた。

お茶を入れてくれるも、結局口も付けずに速攻でビールで自分をねぎらいましたがね(ただのアル中状態)。

まぁぶっちゃけ俺はこういうことがしたいが為に温泉旅行をするようなものなのでw

お決まりの施設説明に耳を傾けるも、妙に「ゴーッ」という音が響いてることに気付く。

エアコンの音かな?と思ったら、「部屋の真下が滝になっているのですが、音は大丈夫でしょうか?」と言われたので、それは珍しいと思いむしろ歓迎の意を表する。

年忘れ一人旅 in 四万温泉 其の二_a0168988_18475788.jpg


ひとり旅を断る旅館ってのは少なくないものです。

理由は単純に「間違いがあると困る」からでしょう。

俺はもちろんそんな心境で来たわけじゃないけど、そういう人にしたらこの部屋のシチュエーションはどう感じるんだろうとか、旅館の人はどういう思惑で俺をこの部屋に通したのだろうとかいろんなことを考える。

窺う性格ってのもあるんだろうけど、一人だと当然ながら環境の変化全てが閉鎖的な主観で終わるのを客観的に感じた。

話が逸れたけど、自然の音って大きくてもあまり気にならないものなんですね。

本当にエアコンの音だったらクレームだったかもしれんけど・・・。

やっぱストレスっていうのは人間が自分で作り出してるだけなんだなと思いました。



お風呂はもちろん源泉かけ流し。

しかもこの旅館のある地区は四万温泉発祥の地だそうで、お湯もその源泉からひっぱってるらしいのです。

「歴史いただきます」とか名言を思いながら感慨深く浴槽に浸かってみると・・・お湯も本気で俺を迎え入れてくれた。

俺をここまで本気にさせたのは、昔イイダン達と行った湯田中温泉、嫁に連れて行ってもらった青森のかけ流しの銭湯以来だ。

さすがは四万の病を治すと言われる四万の湯。

・・・熱かったです;;




料理は量も多からず少なからずの適量で非常においしかった。

蕎麦といい旅館の料理といい、四万は美食の温泉地です^^

ただエアコンの風が固形燃料に当たっていたらしく、せっかくの釜めしが炊きあがらなかったのが心残りでしたが、終始舌鼓しまくりでした。

おいしい料理を口にするといつも嫁のことを思います。

タバコをやめてから俺の味覚も見事に変わったらしく、今でこそ甘いものも平気で食べれるようになってきたのですが、以前はほとんど毛嫌いして受付けませんでした。

嫁はそれを承知の上で、毎度のように俺に一緒に食べようと勧めてきました。

それに対して俺は「タバコ吸ってるからいらない」と当たり前のように毎回拒否し、嫁は毎度毎度同じようにもの凄く残念そうな顔をしていたものです。

ぶっちゃけ断られるのを解っているのにも関わらず、それでも俺にいつも食べさせようとしていたのは、単純に「おいしい」を一緒に共有したいからだと言っていました。

今は少しずつそれを分かち合えるようになったから、これもタバコをやめて良かったと思えるひとつなのかもしれないな、とかそんなことを思いながらご飯を食べてたら、一人旅もたまには新鮮でいいけど、やっぱり旅は道連れかなと結論。

おいしいものを食べたり綺麗な景色を見た時に嫁と共感しあったり、仲間といい歳こいてバカやりながら時間を忘れたりするのは、本当に人生の宝物なんだなと。

まぁたまにはこういう気持ちを再確認する為にひとりの時間も大事だとも思いました。

当たり前ってどんなに大きな偶然でも忘れるものですからね。

「自分探しの旅」とはよく言ったものかもしれません。

まぁ世の中何事もバランスですな~。

ブログ用にと携帯でもチョロチョロ撮ってはみたけど、やっぱロクな写真なかったな。。。

これから年末に向けてどんどん忙しくなるけど、その前にこういう貴重な体験が出来て良かったと思います^^
by djfax | 2010-12-13 03:30 | おでかけ | Trackback | Comments(0)